保育園園庭遊具のロープが園児の首に巻きつき重体、2023-05-02

2023-05-02、午前10時半ごろ、埼玉県久喜市の「なずなの森保育園」で、園庭の土の山の上部から下部にあった遊具のロープが、3歳男児の首に巻きつき、意識不明の状態で救急搬送された。

ロープは16mm径のナイロン製(黄色と黒色の縞模様、トラロープ)で、小山の上のウッドデッキの杭から垂らしてあり、常設ではなく当日は園児が遊ぶまえに設置していた。

事故当時、園庭には34人の園児がいて、ロープがあった小山の近くでは3歳の男の子が数人と遊んでいたとみられ、園庭にいた6人の保育士はいずれもそのようすを見ていなかったということである。

保育園のロープ遊具が園児の首に巻きつく

この園児は、5月24日までに意識を回復した。

(上記は、各社の報道内容から筆者が編集したものであります。)

考察:

 垂れ下がっているロープに子どもの首が巻きつくことは、致命的な事故になることがある。家庭のブラインドの開閉コード、カーテンのロープなどによる事故はよく知られている。
 遊具のロープは、両端を固定し、ロープが輪/環になって子どもの頭部、手、足などに巻きつかない、あるいは締まらないように設置しておけば本件のような事故は生じないのである。