「学校施設の安全点検」~安全工学シンポジウム2022より

  1. 学校施設の安全点検は、老朽化の点検と老朽化以外の点検に大別される
  2. 老朽化の点検(期限切れ点検)には、
    1. 経年劣化(ひび、摩耗、脆くなるなど)
    2. 破損・故障(実際に壊れる・故障する)
    3. 整備不良(ねじ・ナットの緩み、注油不足など)
      などがある
  3. 老朽化以外の点検(時代遅れ点検)には、
    1. 安全基準不適合(そもそも安全でない)
    2. 運用変更(立入禁止から立入容認へなど)
    3. 新施設導入・更新(例えばバリアフリー対応で児童生徒の行動様式の変化)
    4. 外部環境変化(学習内容の変化、児童生徒の変化など)
      などがある

      安全点検の分類と特徴
      安全の点検の分類

      期限切れ点検
      (老朽化)

      時代遅れ点検
      (老朽化以外)
      いつ 定期点検が有効 不定期
      一度だけでも
      点検項目 補修 改修・改善
      点検表 有効 対応困難

      詳細については、安全工学シンポジウム2022講演予稿集を参照
      子どもの安全研究グループ「学校施設の安全点検に関する一考察」